2008年12月20日 12:05

成功の秘訣

 数年前、"私のチーズはどこへ行ったの"を読んだ。
 二匹のネズミと二人の小人が、毎朝同じ部屋にチーズを食べに来ていた。いつの間にか、一匹のネズミAが来なくなった。それに気がついたもう一匹のネズミBは、来なくなったネズミの後を追った。そのネズミは別の部屋へ行って新しいチーズを食べていたのである。
 二匹のネズミが来なくなったことに気がついた一人の小人Cが、もう一人のDに話し掛けた。"ニ匹のネズミはどこへ行ったのだろうか?"と。"そんなのおれの知ったことじゃない。さあ、チーズを食べよう"
 しばらくして、Cは"この部屋のチーズがなくなったらどうしよう?"と相談した。"この部屋のチーズがなくなるはずがない。なくなったらなくなった時のことよ。この壁の向うに新しいチーズがあるさ"とDは答えた。
 二人はチーズを食べつくし、隣の壁を壊し始めた。しかし壁の向うにチーズはなかった。
 あなたは、この物語の中のA、B、C、Dのどれに該当しますか、という問いでこの本は終わっている。

 Aは、自ら問題可決ができるケースで、Bは成功した人についていくケース。Cは成功してない人についていくケースで、Dは周囲が読めず昔獲得したものを続けて行くケース。

 この設定での成功者はAとBになる。Aのように自ら問題解決できる人は極めて少ない。問題解決能力を身につけることは結構難しいものだ。Bは成功者のまねをすれば良いだのから、簡単である。自分で目標を持っていれば、成功者を見つけ出すことも簡単である。しかし、成功者を超えることはできない。
 Cは哀れである。社会の変化に気がつくのだが、自分に目標がない。まねすることはできるのだが、目標がないので、まねする人が見つからない。このままではまずいと分かっているが、どうしていいか分からない。挙げ句の果てに、失敗者と同じ運命をたどる。

 歯科医療界も歯科医師数の増加に加えて、虫歯の減少と少子化の波を受けて、従来の歯科医療が通用しなくなっている。こんな時、将来に向けてどんな歯科医師を目指していくか、目標を設定する。そしてまず、成功者のまねをする。ほぼまねができたら、次の成功者のまねをする。しかし、まねをしているだけでは成功者を超えることはできない。これを乗り越えるためには、自分独自のものを編み出す必要がある。

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